肩身が狭い外壁塗装

家の外壁塗装をすることは、半年前から既に決まっていた。 ホテルの宿泊代と同じで、外壁塗装を早めに頼むと割引率が高くなる。 妻、「大丈夫かしら?」 私、「台風のこと?」 妻、「うん。少しの雨なら、塗装に影響は無いらしいけど、台風は心配よね?」 私、「心配しても仕方がないだろ」 外壁塗装をするには、職人さんが安心安全に作業が出来るよう足場が組まれ、塗料が近隣に飛び散らないよう家は防護ネットで覆われる。 妻、「業者さんから連絡があって、外壁塗装は延期するらしいわ」 私が住む地域に台風が直撃し、幸いなことに我が家は無事だったのだが、近隣には台風の被害に遭われた家が沢山。 妻、「外壁塗装を延期した業者さんの判断は正しかったわね」 私、「そうだな。もし外壁塗装のために足場や防護ネットが設置してあったら、うちだけでなく、近隣にも迷惑が掛かっただろうな」 台風が去るとメッチャ良い天気になり、塗装業者さんから「延期していた外壁塗装を始める」との連絡があった。 私、「塗装業者さんも、台風の被害には遭わなかったんだな」 妻、「そうね。良かったわ」 外壁塗装をするのに、足場と防護ネットが設置されると 近所の人、「おたくも台風の被害に遭われたの?」 私、「えっ!?」 近所の人、「家を直すために足場を組んでるんでしょ?」 私、「・・・」 家の外壁塗装のために、足場と防護ネットを設置しているとは言えなかった。 防護ネットで家が覆われていると、職人さんが何をしているのか見えないため 近所の人�A、「どれくらい掛かるの?」 私、「1ヶ月ほど」 近所の人�A、「うちも直すのに、それくらい掛かるわ」 私が1ヶ月ほどと答えたのは、外壁塗装に掛かる日数。 1ヶ月後、覆われていた防護ネットが外され、塗装でキレイになった我が家を見て肩身が狭かった。

塗装 宮崎