お隣さんの外壁塗装が始まると、夫は外ばかり見ている。 私、「ジロジロ見ていると、変な人だと思われるわよ」 夫、「塗装業者の人、どこでオシッコをするのかな?」 私、「そんなの決まってるわよ、お隣さんのトイレよ」 夫、「そうかな」 大学生の娘、「知らない人にトイレは使われたくないな」 私、「知らない人じゃないでしょ、自分の家の塗装をしてくれるのだから」 私と娘、妻の3人で、お隣さんの外壁塗装をしている業者さんを見ていると、業者さんが乗って来たトラックに隠れて立ちションをした。 私、「ほら見ろ、立ちションをしたじゃないか」 大学生の娘、「お客さんの壁にオシッコをするなんて最悪」 お隣さんの外壁塗装が終わると、迷惑を掛けたと、お隣さんがわざわざ挨拶に来られたが、立ちションのことは言えなかった。 塗装業者さんによる立ちションを言えなかったのは、私の家も外壁塗装をしなくてはならない時期に来ているから。 私、「うちはどうする?」 夫、「立ちションをするような業者は困るな」 娘、「家のトイレは使って欲しくない」 夫、「簡易トイレを頼むと、塗装代金は高くなるのかな?」 塗装代金が高くなろうが、年頃の娘のことを思うと、簡易トイレを用意できる塗装業者さんに家の外壁塗装をお願いすることにした。 業者さん、「簡易トイレを置けるスペースはありますか?」 私の家は狭小住宅、そのため、駐車場は別に借りており、私の家に空きスペースは無い。 玄関を出てスグのところに簡易トイレを置けるスペースはあるのですが、そこに置くことを娘が嫌がるため、簡易トイレは断念しました。 家の外壁塗装が始まると、業者さんがどこで用を足すのかメッチャ気になる。 妻、「貴方は見ちゃダメ」 娘、「見てないわよ」 うちの外壁塗装をしてくれた業者さんも、乗って来たトラックに隠れて立ちションをしたのだが、立ちションをしたのは、最近、塗装をしたばかりのお隣さんの外壁。 外壁塗装が終わり、私と妻はお隣さんに迷惑を掛けたお詫びに御菓子を持って行くと、 お隣さん、「良いのよ、お互い様だから」 どうやら、お隣さんの外壁塗装をした業者さんは、私の家の外壁に用を足したらしい。